リードシートは、曲をコンパクトに書き留める方法です。メロディー、コード、歌詞を1ページにまとめ、それ以外はすべて演奏者に委ねます。フルスコアでは大げさすぎるとき、ジャズやポピュラー音楽の演奏者が選ぶ形式です。このガイドでは、リードシートとは何か、コードネームの読み方、そしてFlatで一つずつ作る手順を紹介します。

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リードシートとは?

リードシートは、曲の3つの本質的な要素を示します。標準的な記譜法で1本の旋律として書かれたメロディー、譜表の上にコードネームで示されたハーモニー(和声)、そして譜表の下にテキストで書かれた歌詞です。「リード」とは、曲の主旋律であるリードラインを指します。

リードシートが書かないことも同じくらい重要です。コードのボイシング、声部進行、ベースライン、その他の伴奏は指定しません。それらはアレンジャーが加えるか、演奏者が即興で補うものです。だからこそ、小編成のジャズグループは1枚のリードシートを読みながら、それぞれが自分のパートを作り出せます。リードシートを集めたものはフェイクブックと呼ばれ、最もよく知られているのが、1970年代初頭からジャズの定番曲の標準的なリファレンスとなっている『The Real Book』です。

始める前に必要なもの

必要なのは3つです。書き留めたいメロディー、その下に置くコード、そして曲の調と拍子記号です。既存の曲を耳で採譜するなら、まず調を見つけ、次にコード、最後に上のメロディーの順で進めます。自分で書くなら、コード進行から始めるとよいでしょう。

Flatでリードシートを作る手順

  1. 新しい楽譜を作り、基本を設定する。 Flatを開き、楽器を1つ選び(ピアノや、ト音記号のリード楽器ならどれでも構いません)、調と拍子記号を設定します。これでエディタが、どの音がその調に属し、各小節が何拍かを把握します。(調号・拍子記号の設定
  2. メロディーを書く。 リードラインを1小節ずつ譜表に入力します。マウスでクリックして音符を置くか、ショートカットキーで入力できます。慣れればキーボード入力の方が速いです。(音符の入力モード
Flatで譜表にメロディーの音符を追加する
マウスで音符を追加
Flatの音符入力ショートカット
Flatのショートカットキー
  1. コードネームを加える。 ハーモニーが変わるたびに、譜表の上にコードネームを置きます。コードネームは次のものが現れるまで有効です。(Flatで使えるコードネーム
Flatで譜表の上にコードネームを追加する
Flatでコードを追加
  1. メロディーなしでリズムを示したいところにはスラッシュ記譜を使う。 スラッシュは、リズムセクションに対し、音を指定せずにそのコードを決まったリズムで演奏するよう伝えます。スラッシュとコードネームだけでメロディーが書かれていない譜面は、リードシートではなくコードチャートと呼ばれます。
Flatでコードネームの下に置いたスラッシュ記譜
Flatのスラッシュ記譜
  1. 歌詞を加える。 メロディーの下に、1音符につき1音節で歌詞を入力します。ハイフンは単語を複数の音符にまたがって分け、アンダースコアは1音節を複数の音符に伸ばします。(歌詞を入力する
  2. ページに情報を記す。 上部にタイトル、作曲者、テンポ、スタイル表示を加えます。これらは演奏者がリードシートに期待する情報です。

コードネームの読み方

コードネームは、ルート音を表す文字に、性質を表す接尾辞を付けて書きます。文字だけならメジャートライアド(C)。小文字の「m」や「min」はマイナー(Cm)。「dim」や小さな丸はディミニッシュ(Cdim、C°)。プラス記号はオーギュメント(C+)。「7」はドミナントセブンスを加え(C7)、「maj7」はメジャーセブンス(Cmaj7)です。コードネームは調に関係なくコードを表すので、「Gm」はどこに現れても同じ音を意味します。

読みやすいリードシートにするコツ

  • 1行あたり4小節を目安にすると、歌い手も奏者も先を見渡しやすくなります。
  • メロディーは最も素直なリズムで書きます。フレージングは演奏者が加えます。
  • コードネームは大きく、コードが変わる拍の真上にそろえて配置します。
  • 各小節の3拍目が見えるようにします(必要ならタイでつなぎます)。拍をひと目でつかめるようにするためです。

リードシートを共有・エクスポートする

ページができたら、リンクを共有して、バンドのメンバーと一緒に閲覧・編集できます。コメントは特定の小節に紐づきます。本番の準備ができたら、エクスポートして印刷用のPDF、別のソフトに曲を移すためのMIDIやMusicXMLとして書き出します。

Flatで楽譜を共同編集する
Flatでの共同編集

リードシートは、全員が演奏するのにちょうど十分な情報と、曲を自分のものにする余地を与えます。メロディーを書き、コードと歌詞を加えれば、合奏全体が読める譜面の完成です。Flatを無料で試す

よくある質問

リードシートとは何ですか?

リードシートは、曲のメロディーを譜表に、コードを譜表の上にコードネームで、歌詞を譜表の下に示す1ページの記譜法です。伴奏は書かれないため、演奏者が自分のパートを加えたり即興したりします。

リードシートとフルスコアの違いは何ですか?

フルスコアは伴奏も含めてすべての音を書き出します。リードシートはメロディー、コードネーム、歌詞だけを示し、伴奏は演奏者に委ねます。

リードシートとコードチャートの違いは何ですか?

リードシートには書かれたメロディーとコードネームが含まれます。コードチャートはコードとリズム(多くはスラッシュ)だけでメロディーがなく、主にリズムセクションが使います。

リードシートを使うのに楽譜が読める必要はありますか?

ハーモニーを演奏するにはコードネームを、メロディーを演奏するには標準的な記譜を読む必要があります。歌い手やリズムセクションは、主にコードと歌詞だけで演奏することも多いです。

フェイクブックとは何ですか?

フェイクブックはリードシートを集めたものです。最もよく知られているのが、ジャズの定番曲の標準的なリファレンス『The Real Book』で、知らない曲でもメロディーとコードから演奏できます。