Androidで楽譜をスキャンするなら、OpuscanとSheet Music Scannerはどちらも印刷したページを読み取って再生できますが、目指すゴールが違います。Sheet Music Scannerは幅広い楽器での再生に重点があり、Opuscanは書き出して手元に残せる編集可能な楽譜を作ることに重点があります。
この記事では、対応端末、スキャン、再生、移調、書き出しの違いを整理し、あなたの使い方に合う方を選べるようにします。
ひと目でわかる比較
| 機能 | Opuscan | Sheet Music Scanner |
|---|---|---|
| 対応端末 | Android、およびMacアプリ | AndroidとiOS |
| スキャンと取り込み | カメラスキャンとPDF取り込み | カメラスキャン、PDF・画像の取り込み |
| 再生 | テンポ調整とクリック音 | 30種類以上の楽器、テンポ50〜330 bpm、任意の小節をタップ |
| パート | 複数段の譜表を読み取り | 複数の声部を同時に、または各譜表を個別に再生 |
| 移調 | 曲全体を一度に移調 | 最大2オクターブのピッチシフト、ピッチ基準の調整 |
| 書き出し形式 | MusicXML、MIDI、PDF、MP3 | MusicXML、MIDI、オーディオ(MP3・WAV・M4A)、PDF |
| 音符の修正 | 自信のない音符をピンクで表示、タップで修正 | 再生に合わせて音符をハイライト |
| 向いている用途 | きれいな楽譜の編集と書き出し | さまざまな楽器での再生を聞く |
Sheet Music Scannerの概要
Xem SoftのSheet Music Scannerは、音楽を聞くことを中心に作られています。カメラで印刷したページをスキャンするか、PDFや画像を取り込み、再生して任意の小節をタップすればそこから始められます。強みは再生の幅広さです。
- 30種類以上の楽器で再生
- テンポ50〜330 bpm、最大2オクターブのピッチシフト
- 380〜480 Hzのピッチ基準の調整
- 複数の声部を同時に、または各譜表を個別に再生
- ト音・ヘ音・アルト記号、音符、付点、休符、臨時記号、タイ、連符、反復記号を読み取り
- MusicXML、MIDI、オーディオ、PDFをクラウドや他のアプリに書き出し
AndroidとiOSの両方で動作します。
Opuscanの概要
Flatを手がけるチームであるTutteoのOpuscanは、スキャンから編集可能なきれいな楽譜を得ることを中心に作られています。ページをスキャンするかPDFを取り込むと、難しい部分も読み取ります。
- 音部記号、複雑なリズム、和音、歌詞、強弱記号、複数段の譜表を認識
- 自信のない音符をピンクで示し、タップしてその場で音の高さを修正
- テンポ調整と練習用のクリック音つきで再生
- 曲全体を1ステップで移調
- MusicXML、MIDI、PDF、MP3に書き出し
モバイルではAndroid専用で、Macアプリも用意されており、サブスクリプションではなく買い切りのクレジットパック制です。
主な違い
再生の幅広さか、編集可能な出力か。 Sheet Music Scannerは幅広い楽器と、速度やピッチの細かな調整ができ、曲を本来の響きで聞くのに向いています。Opuscanは楽譜そのものに重点を置き、自信のない音符を修正対象として示すので、書き出すファイルがきれいになります。
書き出し。 どちらもMusicXML、MIDI、オーディオ、PDFに書き出せるので、FlatやMuseScore、Dorico、DAWに渡せます。編集を続けるなら、どちらのアプリでもMusicXMLを選ぶとよいでしょう。
対応端末。 Sheet Music ScannerはAndroidとiOSで動くので、iPhoneやiPadでも作業するなら便利です。OpuscanはモバイルではAndroidで、デスクトップ用にMacアプリがあります。
料金体系。 Sheet Music Scannerは有料アプリで、Opuscanはサブスクなしの買い切りクレジット制です。料金は変わることがあるので、各ストアの表示で最新の条件を確認してください。
どちらを選ぶべき?
主な目的が、幅広い楽器で楽譜を再生して、テンポやピッチを細かく調整しながら聞くことなら、Sheet Music Scannerが合います。
ページをスキャンして読み間違いを直し、サブスクなしで編集可能なきれいな楽譜を書き出したいなら、Opuscanのほうが近道です。
どちらもカメラやPDFからスキャンでき、どちらもMusicXMLに書き出せるので、決め手はたいてい、使っている端末と、再生の幅広さと編集可能な出力のどちらを重視するかです。
Androidでスキャンして、サブスクなしで書き出せる編集可能な楽譜がほしいなら。OpuscanをGoogle Playで入手。